テコンドー [Taekwondo]
韓国の国技であり、オリンピック競技正式種目でもある武道です。無手(武器をもたない)という特性上、護身術としても学ぶこともできますし、テコンドーの特徴でもある華麗な足技を修得するのに必要な柔軟性と筋力を身につけることもできるので、健康な身体作りとしても学ぶことができます。
また、テコンドーには大きく分けて3つの種目があります。
(1) 型(プンセ)
テコンドーにも型があります。テコンドーと言えば足技ですが、型は手、肘、膝など、全身を使っての動作となります。黒帯(初段)修得を目指す人には必須のものでもありますし、型の大会での優勝を目標にもできます。綺麗な姿勢や動作を身につけるのに適した種目です。
『十進』という有段者の型
(2) 競技(キョルギ)
試合です。公式試合では、ヘッドギア(頭部の防具)、ボディプロテクター(胴部の防具)、マウスピース、ハンドグローブ(手の防具)、アームプロテクター(腕の防具)、シンプロテクター(脛の防具)着用を義務付けられており、安全面も考慮されています。
上記防具を着用してのポイント制での競技となります。競技の特性上ただ単純に闘うというだけでなく、戦略や戦術が必要になっており、競技者個人の性格や特徴がよく表れます。
韓国で行われている国際オープン大会
(3) 撃破(キョッパ)
テコンドーの技を使ったデモンストレーションの種目です。難易度の高い技、跳躍しての3段蹴り、4段蹴りなど、テコンドーの技や発想を表現する競技です。国際大会ではこの部門の試合も開催されています。
板割り、リンゴ割りなどのデモンストレーション |